塩カル防錆剤【防錆剤】

塩カル防錆剤

塩カル防錆剤とは
従来の一般的な防錆剤塗布方法による、塗膜表面への酸素の遮断により効果を発揮する防錆方法と、全く異なる反応型の防錆剤です。
冬場の融雪剤(塩化カルシウム)と、海岸沿いの潮風(塩化ナトリウム)との置換反応により、防錆剤被膜を形成させることができます。
従来の防錆剤と塩カル防錆剤との比較
厚塗り樹脂系 ワックス・タール系 塩カル防錆剤
黒、白及び車体色 ベージュ、タール色 透明
臭い 塗布作業時、溶剤臭 防錆油、タール臭 無臭
作業機器 コンプレッサー・ガン コンプレッサー・ガン 特別の機器の必要なし
作業時間 約1時間 乾燥まで3日以上 20~30分
耐熱性 マフラー・ラジエター不可 マフラー・ラジエター不可 マフラー・ラジエター可
ホイール 不可 不可
台当り価格 ワックス系より安い 高い 安い
熟練度 必要 専門技術が必要 特に不要
防錆期間 1~2年 1~5年 半年~1年
他製品との混用 不可 不可 可・他製品の強化剤
作業環境 溶剤対策必要 作業場の環境悪い 作業場所を選ばない
作業前車両乾燥 必要 必要 不要
特徴 ●塩カル防錆剤は従来の防錆剤では不可能とされていた、マフラー・ラジエター等の加熱部分の防錆処理が可能
●塩カル防錆剤は施工が簡単
・専用ガンなどの特別な施工機器の必要性なし
●高収益サービスアイテム
●環境に優しい
・溶剤対策不要
・床や周辺を汚さず、作業時間や副資材などの経費を軽減
●車検、点検、ピット作業の連動販売が可能
●塩カル防錆剤は、無色透明で見た目の変化なし ⇒ 新車にも最適
使用方法 【1】作業準備
●泥汚れ等がひどい場合のみ、車下部を洗浄。
・下廻りが融雪剤で白くなっている場合は、そのまま作業して下さい。
●車輌下部がひどく濡れている場合は、速やかに乾燥してください。
●車輌をリフトアッフし、作業用手袋&防塵マスクを着用。
●浮きサビなどがある場合は、ケレンしていただき、錆転換剤(超速乾)で赤サビを黒サビへ転換してください。
【2】塗布作業
●各部が湿る程度(液が垂れない程度)に、スプレーや蓄圧式噴霧器等で塩カル防錆剤を塗布してください。
・塩カル防錆剤がゴム部分にかかっても問題はありませんが、ブレーキローター/シューに吹き付けないように注意してください。
 ※塩カル防錆剤がかかった場合は<パーツクリーナー>等で洗浄してください。
●ホイールの錆止めにの効果的です。
・ブレーキローターへの飛散防止のため、必ずホイールを外してから塩カル防錆剤を噴霧してください。
【3】乾燥
塩カル防錆剤をコーティンク後、晴天時で30分(悪天候時は1時間以上)程、自然乾燥させてください。
 ※乾燥前に泥道等を走行すると、充分な効果が得られない場合があります。
【4】確認
●道路に出られる前に、必ずブレーキの制動力の効き具合を確認してください。
使用上の注意 ●下記用途以外には使用しないこと。
●すべての説明書きを読み、理解してから使用すること。
●容器を密栓しておくこと。
●熱・火花・裸火・高温のもののような着火源から遠ざけること。
●火花を発生させない工具をしようすること。
●静電気放電や火花に対する予防設置を講ずること。
●保護手袋・保護衣・保護眼鏡・保護面を着用すること。
●ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。適切な呼吸器保護具を使用すること。
●塩カル防錆剤を使用するときに、近隣で飲食または喫煙をしないこと。
●屋外または換気の良い場所でのみしようする事。
●使用後は手を石けんでよく洗うこと。
●施工後エアコンを使用される場合には、施工日から2~3日程度、内気循環でご使用ください。
 ※外気導入ですと、完全乾燥するまで液剤の臭いが入ってくる場合があります。
成分 合成炭化水素・イソステアリン酸・フルオロアルキルカルボン酸
用途 融雪、凍結防錆剤(塩カル)、塩基に対する防錆効果
荷姿 4L×2本/1ケース
製品カタログPDF 塩カル防錆剤 製品カタログPDFファイルです。詳細はこちらを御覧下さい。
施工動画
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